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まえのにっきつぎのにっき

2003 1/4 こうへん; たてがみの たっくん

みんなで じっと 見ていたら、人間くんたちの気づかない すきに、小さな ぬいぬいが顔を出した。
なんだか さぐるような目で、ちょっと いどみかかるように、ぼくらのことを見ているよ。
どうしたんだろう…?

それでぼくたち、デザートを食べ始めた おうちの人の目を ぬすんで、テーブルの下を くぐりぬけ、その ぬいぬいに近づいた。

からだは けんけんより 小さいけれど、ちょっと へたれた ふわふわの 「たてがみ」に 囲まれた その顔は…、ら、ライオンくん?
ライオンくんは 上目使いに ぼくらを にらみつけた。
「君たち、ぼくらの るかちゃんに 悪いことする…?」

なんだ、そうかあ。

ぼくら、思わず くちぐちに 言った。
「しないよぉ、そんなこと。 おともだちだもん。」
そしたらライオンくんは、たちまち にっこり笑ったよ。
「じゃ、ぼくらも ともだちだ。ぼく、たっくんだよ。」
「よろしく。ぼくら、ぬいぬいず。」

そんなわけで、ぼくたち ライオンの たっくんと ともだちになった。
「ぼくは こぐまの星、けんけんたちは きつねの星から 来たんだよ。きみ、どこから来たの?」

「えっとね…。ずうっと昔で よく おぼえてないけど、広い くさはらと かわいた風の国だよ。ところどころに もこもこの バオバブの木が生えていて…。あ、『うき』には雨もふってた!」

さばんなの星だ!

わーい、すごいぞ。おともだちでは 初めてだ!うれしくなって、ぼくらみんなで踊ったよ。
えへ、またね〜〜。

まえのにっきつぎのにっき


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