にっきのとっぷにもどる2002ねん 9がつ のとっぷにもどる


まえのにっきつぎのにっき
もとの ばーじょん

2002 9/29; よぞらの むこう

るどだよ。
ゆうべ ベランダに 佇む にーちゃんに、おいら 声を かけてみた。

「にーちゃん。」
「ん?」
「あのね、もし そうしたいなら…。」
「なんだぃ?」
「また 宇宙に 行って いいんだよ。」

そしたら にーちゃんは、じっと お目めを 見ひらいて、しばらく ぼくを 見つめてた。そうして、こう 言ったんだ。
「ふぉっふぉっふぉ…。 そうさのぅ。
そのときが 来たら、そうさせて もらうかのぅ。
だけどな、わしは ここも、案外 気に入って いるんだよ。」

えーん、良かったよ〜。 にーちゃーん!

でも、約束 するよ。 いつか にーちゃんに 行きたい ところが できたら、ぼくら お見送り するからね。

この 夜空の むこうには、にーちゃんの 大好きな 白い 友達が 住んでいる。
その 友達は、 今日も だれかの 夜の中で ジャンプして、 にーちゃんの 心を ときどき ちくっと 刺しながら、あっためてるんだ。
えへ、またね〜〜。

まえのにっきつぎのにっき


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